ナイフを貰ってはいけない!!

何かにつけてお世話になっているアントニオがナイフをくれたのです!

ジョアンのカフェでコレクションしている「ナイフ籤」がありました。どこのカフェでもほぼ100%あります。集めているのはナイフに店名とその町の刻印があるもののみ。
過日、ジョアンの店で、「ジョアン、店名が入ってないね。」とジョアンに言うと、「昔はいれていたが・・・。」とジョアン。それで籤を引くのは止めたのです。 (傍でアントニオが聞いていたのです。) 
昨日、アントニオに会った時、彼がポケットから何やら出して私にくれたのです。
「えっ、ナイフ??・・・・・そうか! ありがとう!」  アントニオはジョアンの店の名入りナイフを持っていたのです。 それは新品でした。
なんと!優しいアントニオ!!^-^

でも、タダでもらってはだめ!なのです。

ポルトガルに来て直の頃、1円でも5円でも払わないと、友人関係が危険な事になるとの謂れがあると村人から教えてもらいました。 で、「後でお金を払いましからね。」、と私。「ちっちゃなコインでね。^-^」とアントニオ。

ナイフはアレンテジャーノ(アレンテージョに暮らす人々の事)の必携帯品

このようなナイフをこの地方に人は誰でもポケットに入れています。持っていないと「な~んだ、お前はアレンテジャーノではない。」と笑われるのです。 女性もかならずポーチなどに入れているのです。
とにかく何かと便利に使えるのです。 食事する時も愛用している人もいます。マイ箸みたいなものです。
日本では「危ない人」になってしまいそうですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

突然、40歳の誕生日に趣味のゴルフをやめて、絵を描くことに。 自由に描きたかったので、テレビの講座と本で独学。 酔った勢いで個展を開催することになり、いつの間にか本業の印刷関係の仕事は少なくなり、「絵描き」になってしまった。  毎年、ヨーロッパへ取材に出かけていたが、学生時代に学んだ忘れかけていたポルトガル語を再度生かすべく、2010年ポルトガルの田舎に移住。  天気が良ければ愛車(1999年生まれ)ポンコツルノー・クリオで取材に。 スペイン、フランスにもクリオを走らせる。 のんびり、ゆったりと暮らしながらポルトガルを中心にヨーロッパの風景を描いています。