こんな景色が大好きです。

ナザレーは訪れる度に街が賑やかに、そして家並みがキレイになってきています。
それは良い事だと思っています。
でも、立ち並ぶマンション群、きれいに塗られた真っ白い壁、アルミサッシに代わった窓や扉・・・。 

30数年前に出遭って、毎年泊まっているホテルのオーナーも大歓迎してくれます。「先日も貴方たちの写真を観ていましたよ。また撮りましょうね。」と言ってくれました。
働き者のオーナーは次々と近くのカフェを買い取り、隣に新しくホテルも開業したようです。すごい事だと思います。(彼の偉ぶらない態度は、昔と少しも変わっていないところがまた凄いと思っています。)

でも、何だか毎年ナザレーへの想いが、薄れていくような気分になってしまいます。
絵にしたいところが無くなっていくのです。

賑やかなところを避けて、普通の暮らしが見える処を歩き周り、こんな景色に出遭うとほっとするのです。



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    ABOUTこの記事をかいた人

    突然、40歳の誕生日に趣味のゴルフをやめて、絵を描くことに。 自由に描きたかったので、テレビの講座と本で独学。 酔った勢いで個展を開催することになり、いつの間にか本業の印刷関係の仕事は少なくなり、「絵描き」になってしまった。  毎年、ヨーロッパへ取材に出かけていたが、学生時代に学んだ忘れかけていたポルトガル語を再度生かすべく、2010年ポルトガルの田舎に移住。  天気が良ければ愛車(1999年生まれ)ポンコツルノー・クリオで取材に。 スペイン、フランスにもクリオを走らせる。 のんびり、ゆったりと暮らしながらポルトガルを中心にヨーロッパの風景を描いています。